〈豊橋技術科学大学実務訓練生〉今年も実務訓練生の受け入れを行っております。
今年も実務訓練生の受け入れの時期がやってまいりました!
毎年、豊橋技術科学大学の学生さんを2名受け入れさせて頂いております。今年は1月6日から2月18日の32日間の実習となります。
弊社に学生さんの貴重な体験を任せて頂けて大変光栄でございます。
皆さんは「実務訓練」という言葉を知っていますか?実務訓練とは一般的には皆さんがよくご存知の「インターンシップ」と同義とされております。あくまでも私NEWS担当の個人的な見解ではありますが、「インターンシップは短期実習」、「実務訓練は長期実習」のようなニュアンスになっているのではないでしょうか?
しかし、豊橋技術科学大学で行われる「実務訓練」では学部4年生を対象とした、実社会における技術者としての問題への取り組み方を体験し、大学で学んだ事がどのように活かされ、また技術者がどのように課題解決しているのかを現場で学生自身が確かめる機会を設ける為の「教育プログラムの一環」となっています。大学のカリキュラムに基づいて行われている為、通常の「実務訓練」とはかなり違うものとなっている事が分かります。
豊橋技術科学大学の実務訓練の意図としては「社会との密接な接触を通じて、指導的技術者として必要な人間性の陶冶を図るとともに、実践的技術感覚を体得させる。」と大学のHP〈実務訓練|豊橋技術科学大学 (tut.ac.jp)〉に記載がありました。弊社と致しましても、その意図にふさわしい実務訓練となるよう精一杯プランニングさせて頂きます!
弊社の浜名湖工場では生産現場の業務と品質保証に関する業務を携わって頂き、管池工場では自社製品の研究開発に関する業務に携わって頂く予定です。より専門的な業務となりますので豊橋技科大生の方には大変興味を持って頂ける内容ではないかと思います。
それでは、実際にどんな業務を任されているのか・・・
今回は管池工場にお越し頂いているという事で密着取材をさせて頂きました!
↑こちらは焼成後に測定したサンプルの形状を整える為、軽く研磨している作業です。比較サンプルと同じ厚さになるよう慎重に取り組みます。0.1mm~0.3mmの厚さ調整を行う為、全集中です!
↑こちらはサンプルの電気抵抗率を測定する作業です。抵抗率が高いほど電気損失が大きくなり、モーターの性能は悪くなるそうです。オームの法則を使った応用的な計算をします。知識をフル回転させて取り組みます。
↑こちらは反発法を用いたサンプルの硬さを測定する作業です。試験機の中にある球をサンプルに落とし、跳ね返る高さを求めます。高さが高いほど硬い材質であることが分かります。
↑こちらは3点曲げ試験機を用いたサンプルの曲げ強さを測定する作業です。曲げ強さとは素材が破断される時の単位面積当たりの力となります。この力が小さすぎると、加工時や輸送時に欠けたり、割れたりするそうです。
と上記のような様々な作業を拝見させて頂きましたが、呑み込みが早いですね~、さすが技科大生といったところでしょうか。 そして何よりも集中して熱心に取り組んでおられる姿が輝いておりました。若さっていいですね(笑)。
そんなこんなで取材は以上となりますが、せっかくなので今回実務訓練を行いました部署とそのやりがいなども紹介させて頂きます。
【各部・拠点の業務の一部紹介】
浜名湖工場 品質保証部・・・守る力-品質保証
浜名湖工場 生産部・・・カタチにする力-成型・熱処理・加工
管池工場 営業開発Gr.・・・考える力-開発・設計
最後に、豊橋技術科学大学の学生さん、遠方よりお越し頂きありがとうございます。また、実務訓練の取材に関しましてもご協力頂きまして重ねてお礼申し上げます。弊社と致しましても、新しい気付きに繋がる素晴らしい機会となりました。末筆となりますが、豊橋技術科学大学に関わる皆様におかれましても今後とも何卒よろしくお願い致します。
ここまでご覧頂きありがとうございました。
次回更新の記事もご覧頂けますと幸いです。
NEWS担当より
カテゴリー:社会貢献活動 投稿:2022年1月28日